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AIなどの最先端の
技術を駆使して、
あらゆる課題を突破する。

H.I.
生物資源環境科学府 環境農学専攻 修了
2013年入社

研究・開発

プロフィール学生時代に微生物制御や衛生管理、食品の品質保持について学んだことを活かして、衛生管理に関わる技術開発をしたいと考え、入社を志望しました。技術研究所に配属され、初めに経験したのは食品プロセスチームでの仕事で、基礎研究から生産現場での実証実験までを行いました。紫外線や赤外線など、人間の目には見えない光を使って食品の温度などを測定したり、機械表面の汚れを調べたりする検査技術や装置を開発しました。
次に配属されたのは知能システムチーム。まずは、豚のもも部位を自動で除骨するロボット「ハムダス」に携わりました。豚ももを撮影した画像からロボットがつかむ位置を見つけて、位置情報をロボットに教えてつかませる、という仕組みの開発から導入までを担当しました。
最近では、野菜の表面を撮影した画像から、異物や変色箇所を見つけ、特定箇所のみ除去する装置のプログラムの作成にも携わりました。少子高齢化の影響もあり、食品製造の現場からの省人化・省力化の要請は日々高まっています。食品は一つ一つ形が違うためハードルが高い分野ではありますが、応用研究を重ねながら、産業利用できる技術や装置開発をすることを目標としています。

現在の仕事現在は画像解析技術をもとにした新しい検査装置の開発を進めています。ディープラーニングなどの最先端の技術を組み合わせながら検討し、より付加価値の高いアウトプットを出していく必要があります。自分で検討したプログラムで思い通りの結果が出ればいいのですが、机上で考えたことが、現場で必ずそのまま動くとは限りません。自分で調べたり、詳しい方に聞いたり、時には現場で作業するなど試行錯誤しながらプロジェクトを進めていき、最終的に目標達成できた時は非常にやりがいを感じます。
多様な分野の専門家がいるので、力や知恵を借り、自分の研究開発の幅を広げることもできます。対外的な発表も応援してもらえるので、発表を通じて研究内容に興味を持っていただいたり、社外の研究者とつながりができ、広いフィールドを感じられる喜びもあります。

メッセージ私は農学系出身で機械やプログラミングには予備知識がなく、一から勉強し考えることは大変でした。けれども新たな知識や経験は自分の世界を広げてくれます。培ってきたことをすぐに直接活かせなかったとしても、将来的に自分自身の引き出しを増やし、物事を多角的に見られるようになって、必ず役に立つと思います。

※ 所属は取材時のものです。

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