M.S.
総合理工学府 物質理工学専攻 修了
2010年入社
技術研究所/回転機技術グループ/研究員
プロフィール技術研究所に配属となり、スクロールコンプレッサ(※1)の開発に取り組んできました。この開発プロジェクトが始まったのは10年以上前、私が入社する前のことです。マエカワは、スクリューコンプレッサ(※2)とレシプロコンプレッサ(※3)ではすでに市場に出ていましたが、スクロールコンプレッサはつくられていませんでした。そのスクロールコンプレッサが搭載された新しい製品が、先日、いよいよ市場に出されました。大学に残って研究する道もありましたが、実際にお客様に届く製品をつくりたいと思いマエカワに入社しました。そのため、この開発に関わり、新製品の完成に立ち会えたことは、大変感慨深いものがありました。
※1 2枚の渦巻き状の部品を噛み合わせてガスを圧縮する仕組み
※2 ねじ状に溝を切った2本のロータを噛み合わせて、ガスを圧縮する仕組み
※3 ピストンを駆動してガスを圧縮する仕組み
現在の仕事技術研究所で、圧縮機(コンプレッサ)の設計開発に携わっています。圧縮機製造部門にも設計の仕事はありますが、そちらでは、すでに製品化されている種類の圧縮機をお客様の用途に合わせて設計する業務が中心です。これに対して技術研究所では、マエカワがまだ市場に出していない種類の圧縮機の設計開発や、既存の製品の性能をより高める要素技術の開発を行っています。今後は、より高効率で容量の大きな圧縮機の設計開発に携わりたいと考えており、長期的には、市場をあっと言わせるような製品をつくることに挑戦したいです。
※ 所属は取材時のものです。