マエカワの海外拠点は43カ国、103カ所。海外で働く社員は約2900人に上ります。
世界中のニーズに応えるために日々奮闘し、世界に挑む仲間たちをご紹介します。
※拠点数は2024年6月時点のものです
K.S.
2008年10月1日入社/前川ヨーロッパサービス部門 勤務
高等専門学校専攻科を卒業し、2008年10月に前川製作所に入社しました。守谷では、圧縮機の製造に携わり、2011年3月よりベルギー事務所で働いています。主に圧縮機の保守点検や圧縮機ユニットの試運転、トラブルクレーム対応を行っています。
前川製作所では、日本やメキシコにて多種多様の圧縮機が製造されています。製造された圧縮機のおよそ7割は海外に向けて出荷されており、海外で仕事をしていると日本では見ることのできない圧縮機に触れる機会が多々あります。また、新機種のフィールドテストも行っており、新型の圧縮機にもいち早く触れることができます。
休日は、買い物やスポーツを楽しんできます。ヨーロッパでは日本と同じように土日が休日となっていますが、多くのスーパーは日曜日に閉まっているので、必然的に土曜日が買い物の日となります。日曜日は近場の観光や先輩とゴルフ等へ出かけ汗を流したりしています。三日連休などがあれば先輩方と車で二泊三日の旅行へ出かけたりもします。
ベルギーからパリまで、車で3時間半。気軽に足を延ばせるので、見所の多いヨーロッパ観光も楽しむことができます。
海外駐在員になると日本とは違う風習や文化の国や地域で仕事をすることになるので、その土地の食生活に慣れることが大切です。地域によってはローカルフードしかない場合もあるので、何でも食べられることも、海外で働く上での強みになります。日本と比べ、何かと不便な面もありますが、日本では経験できないことが沢山ありますので非常に良い刺激になると思います。
取材:2014年10月
Y.A.
1998年4月1日入社/チリ事業所 勤務
チリ事業所は、南米では珍しい非エネルギー資源国であり、国民性もラテン人気質と言うよりは『日本人に近い感覚を持っているんだなぁ』と丸4年経過した今だからこそ感じる正直な気持ちです。着任当初は、初めての海外勤務で緊張の連続でしたが、ある現場をキッカケに現地のナショナルスタッフと接することができるようになり、いまでは顧客からの問い合わせの電話にも『ナンチャってスペイン語』で何とかコミュニケーション出来るようになりました。私の場合は、『スペイン語を話す』と言うより、『技術(エンジニアリング)を使って仕事をしている』というイメージです。
産業規制がゆるいと言われているラテン諸国なので、アプリケーションの幅の広さや規模のデカさは日本と比較になりません。設計基準もメーカーに託されている部分があるので、自分自身で組み立ててエンジニアリングしていけるフレキシブルなところが非常に面白いですね。いちばんやりがいを感じる瞬間は、初めての事を成し遂げた時にナショナルスタッフから『Gracias!』と声を掛けてもらう時ですね。
今後は、技術屋としての役割と次に繋げるためのまとめ役という、プラスアルファの立ち居地を経験しながら技術レベルの底上げに貢献していきたいです。 最後に。マエカワで海外の仕事をするなら、語学力だけでなく、謙虚な心や相手に対するリスペクトが必要です。そして何より熱いハートと好奇心をもって仕事に取り組むという姿勢が大切です。その気持ちをもっていれば、どんな仕事もきちんとこなせると思いますよ。
取材:2014年10月
H.M.
2008年4月1日入社/前川インド チェンナイ工場 勤務
私はインド法人のチェンナイ工場に2017年9月から駐在し、主に製造を担当しています。チェンナイには、2010年~2012年にも駐在していたので、今回で2回目となります。
チェンナイ工場では、2017年5月からナショナルスタッフ(現地社員)の採用をはじめました。採用したのは、日本でいう工業高等専門学校を卒業したばかりの若い社員がほとんど。そのため、まずは工具の使い方や整理整頓などの基礎からコツコツと教えていきます。要領は良いがミスの多い人、仕事は遅いが確実な作業をする人、それぞれ個性がありますが、技術を身につけるために皆真面目に働いています。現地の若手社員の成長していく姿を見ると、この仕事にやりがいを感じます。
休みの日はソフトボールチームで活動しています。その他にも釣りやバスケットボールなどの同好会があり、休日を楽しんでいます。スポーツで汗を流し、おいしいビールを皆で飲むのが日曜の日課です。
駐在先では日本よりも小さな組織で働くことになるため、様々な仕事・人に関わることになります。そこで必要になるのはコミュニケーション能力です。相手の話を聞いて、自分の考えを説明し、お互いに納得できる結論を出すことが大切となります。「相手が私の言うことを理解しているか?」「誤解していないか?」「納得してくれたのか?」といったことを常に考えることを心がけています。
今後は、工場の運営体制や生産技術、品質保証体制の改善に取り組みたいと考えています。
取材:2017年6月
K.K.
1995年4月1日入社/前川ブラジル 代表
私は中国支店(岡山、広島、山口)でメンテナンスサービス、プラントの現場監督、技術営業を経験し、入社10年目から海外拠点で勤務しています。メキシコ、チリ、スペインでの海外勤務を経て、現在は前川ブラジル法人にて営業兼代表職に就いています。
海外拠点で現地のナショナルスタッフと一緒に仕事を受注することは、決して簡単なことではありません。現地の言葉、文化、商習慣など、日本とは全く異なる環境にもどかしさを感じることもあります。ただ、それらを乗り越え、国籍の違う仲間と仕事を受注できた時の達成感はひとしおです。
私は海外で仕事をするうえで、3つのことを大事にしています。それは、「日本人であるという誇りを持つこと」「現地の言語・文化・商習慣を理解しようとする意欲」、そして、「その国のナショナルスタッフとの仲間意識」です。海外では我々が外国人です。否定する事から始めるのではなく、良い所を探すということを心がけています。
また、週末はシュラスコをすることが多いです。シュラスコとは、岩塩をまぶした牛肉を炭火でゆっくりと焼くブラジル風焼肉のこと。昼前から火をおこし、他愛のない話をしながら夕方まで気心の知れた仲間と過ごしています。
今後は、新たに赴任してくる若い仲間が少しでも早くその国に馴染み活躍できるための環境を整備したいと思っています。新しい仲間とともに、お客様のニーズに合った商材の開発・提供ができる集団になるよう努力していきます。
取材:2017年6月